『給湯器本体の排気口から前60センチは空間でないいけません! 給湯器の離隔距離』
こんばんは
関東給湯器交換サービスの中川です。
昨日から神奈川県横須賀市本町のマンションで
リフォームが始まりました。
生憎の天気で、予定より少し遅れてしまって・・・
来週には先日お見積りをした東京都足立区花畑での
バランス釜給湯器を追い炊き式の屋外設置の給湯器への
移設や浴室のリフォームも始まりますのでバタバタしそう
です。
今日はこの頃よく遭遇している給湯器の排気口からの
離隔距離についてお話をさせていただきます。
今回の給湯器は前にエアコンの外気があってそのまま前には
排気を出せなかったので横に逃がすようにされていました。
このシールに給湯器本体と排気口からの離隔距離の事が
書かれています。
この離隔距離は『消防法』で定められています。
給湯器の排気口からは
上方は300mm(不燃材でも同様)
前方は600mm
(不燃材の場合は300mm以上・・・ただしメンテナンス
スペースとして600mm以上確保すること。
距離を確保されていないとメンテナンスが受けられなくなる
こともございます。)
側方は150mm
下方は150mm
そして
給湯器本体からは
上方は150mm以上離す。
前方は150mm以上離す。
後方は10mm以上離す。
側方は150mm以上離す。
このように定められています。
今回の場合、前方向にエアコンの室外機があったために排気
を横に逃がすようにされたようですが、後で倉庫を設置された
ようです。
この横に逃がす側方排気カバーの排気口から横の倉庫までの
距離は『240mm(24センチ)でした。
完全にOUTです!!!!!
倉庫の横板も排気の影響で錆びてしまっています。
今回はご自宅の倉庫ですので『ご近所トラブル』には
なりませんでしたが、これがお隣様の倉庫だったら
考えたくないですね・・・
でもこういったトラブルは年々増えております。
以前は給湯器の前は空き地や駐車場だったのが
おうちが建ってしまって・・・なんてこともございます。
十分にお気を付けください。
余談ですが
通常の給湯器の場合は排気口からの排気熱は200度くらい
です。
すぐ前に可燃物や窓があったら大変です。
エコジョーズ給湯器の場合は、温度は50度くらいになります。
・・・が・・・
排気の成分が違ってきて腐食はこちらの方が凄いです。
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